Sasha BLOG

Sashaの療育日記

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「俺は自閉症じゃない」と息子が言った日

息子がまだ小学生だった頃、通級の先生とのやりとりで、あるプリントを学校からもらってきました。次年度の支援に関する、保護者の同意書のようなものです。 事務的なやりとりを交わすための、なんてことのないプリントでしたが、問題は封筒に入っていなかっ…

朝の気持ちが1日の気持ちをつくる

自閉症の子は体温調整が苦手と言われています。真夏に長袖を着たり、真冬でも半袖を着る子の話を聞いたことがあります。 息子の場合、幸いそこまでのこだわりは無いのですが、身だしなみに関する意識が低いという意味では、同じかもしれません。Tシャツの下…

宿泊先をコンフォートゾーンに

発達障害児の親でなくても、心配になるのが宿泊訓練ではないでしょうか。「一人で大丈夫だろうか」「困っていないだろうか」とヤキモキする方は多いと思います。 宿泊訓練が始まるのは、ほとんどの場合小学校からだと思いますが、息子が通っていた幼稚園は、…

不安なときは下見

発達障害の子を育てる上で大切なことは、日常生活の中の不安を少しでも軽減してあげることです。ワーキングメモリの少なさのため、「場所に対する不安」「これからの未知の行動に対する不安」が重なると、パニックを引き起こす原因となってしまうからです。 …

学校生活の工夫

小学校や中学校に対しては、なるべくビジネスライクに接するようにしました。息子は状況によってはパニックになることがあります。そのため、事前に「こういう時はパニックになります」と予告していました。台風や雪の予報のようなものです。事前に備えてお…

過保護と過干渉のちがい

小学校の低学年の頃は、息子が学校でパニックを起こすことがあったので、担任のすすめもあり、朝は教室まで一緒に登校して、加配をしていました。加配とは、いわば黒子のような存在です。ふだんは教室の端や机の横にひっそりと待機していて、子どもが困って…

小学校でのサポート

発達障害の子どもの中には、少しのサポートで他の子と同じような生活を送れる子がいます。うちの息子がまさにそうで、教室で席を固定してあげたり、教室のロッカーのかわりに買い物カゴを席の横に置いてあげたりすれば、みんなの流れについていけていました…

PTA役員を引き受けよう

あなたが発達障害の子どもを持つ親なら、ぜひPTA役員を引き受けていただきたいと思います。学校運営に協力することで、先生方の理解を得やすくなりますし、役員の仕事などで、学校内のふだんの生活を観察する機会を得ることができるからです。 学年委員はお…

小学校での思い出

息子が小学生の時には、まだパニックが多かったので、朝は付き添い登校していました。息子の小学校では、毎朝8.10に全校生徒がホールに集まり、校長と朝の挨拶をする習慣だったので、母親であるわたしは、ホールの隅で待機していました。 朝礼が終わったら、…