Sasha BLOG

Sashaの療育日記

「俺は自閉症じゃない」と息子が言った日

息子がまだ小学生だった頃、通級の先生とのやりとりで、あるプリントを学校からもらってきました。次年度の支援に関する、保護者の同意書のようなものです。

 

事務的なやりとりを交わすための、なんてことのないプリントでしたが、問題は封筒に入っていなかったことから起こりました。

 

なぜならプリントには、息子の診断名「自閉症」という一文がはっきり書かれていたからです。

 

本当なら、封筒に入れて欲しかったのですが、学校側は息子は読めないとでも思ったのでしょうか…

 

当時はもう小学校4年生くらいになっていたので、プリントを見た息子は「俺自閉症なの?」と不安そうに言ってきました。

 

「まあ、うん…」

 

本人にどのように告知するか、ちょうど療育の家庭教師の先生とも、話をしていたタイミングだったので、この出来事には困りました。

 

療育は、親が障害を受け入れてはじめて開始されるものですが、本人がそれを知ったときに、コンプレックスを持たせないように知らせてあげる必要があるからです。

 

まだ気持ちの準備もできないうちに、このプリントを見てしまったので、学校の対応には大変腹がたちました。

 

とはいえ、知ってしまったからには仕方ありません。息子には、発達障害があるんだよと伝えました。

 

すると、彼は「俺は自閉症じゃねえよ!なめんな!」と私の目を見てはっきりと宣言したのです。

 

小学校には特別支援学級があり、クラスにも2人、ホームルームの時間に来る児童がいたので、その子たちと自分は違うという意味で言ったんだと思います。

 

私は、ただ頷くしかありませんでした。自分で主張できるまでに成長したことへの、嬉しさもありました。

 

しかし素直に喜べない面もあります。「俺は自閉症じゃない」という意識が、差別につながるかもしれないと思ったからです。

 

また、自分でいくら否定したとしても、私や夫から見たら、やはり言葉のセレクトや話題、コミュニケーションの方法には未熟さが感じられました。

 

高校や大学、社会人と今後進んでいくにあたたり、周りの手助けや配慮はまだまだ必要なはずです。

 

自分にはこういう短所や苦手な部分があると自覚して、初めて成長が始まります。だから、息子には自分で自分をケアできるようになって欲しいと思っています。

 

高校生になった現在、息子はスケジュール管理など学校に関することは、だいぶ自分でできるようになってきました。

 

旅行など、イレギュラーなことに関してはまだまだ助けが必要ですが、これについても、成長してくれたらと思っています。

 

余談ですが、霊能力がある方に4人、息子のオーラを見てもらったことがありますが、一様に「自閉症というより、転生の回数が少ないことによる経験不足」と言われました。

 

おそらく、地球に来て肉体を持つのが初めての魂です。レインボーチルドレン、元は天使だと言われたこともあります。

 

息子も、小学校2.3年生の頃は、よく天使の話をしていました。エジプトや北海道あたりで、よく活動していたそうです。

 

天界の戦いに疲れて、人間になったと言っていました。最近はあまり天使の話はしません。普通に、ガンダムや鉄道の話が中心になりました。エネルギー的にも、龍のエネルギーと繋がることが多くなりました。

 

何もない空間をお子さんが見ていたら、見えない存在とコミュニケーションを取っているのかもしれませんね。

 

話がそれましたが、本人の受容については、今後も成長を見守っていきたいと思います。