Sasha BLOG

Sashaの療育日記

一緒にやろうで上手くいく

子どもに早く学校に行って欲しい、もっと勉強してほしいというとき、つい「早くしなさい!」と叱ってしまうことはありませんか?前述のように、自閉症は記憶を忘れられない障害です。

 

何気ない一言が、一生の傷になってしまう可能性もあります。子どもに動いてほしいときは「早くしなさい」ではなく、「一緒にやろうね」のスタンスでいるようにしましょう。

 

一緒に身支度をすると、子どもは意外にすんなりと行動を起こしてくれるものです。例えば私は、高校生になった今でも、毎朝子どもと一緒に家を出るようにしています。

 

べったり送るわけではなく、マンションの玄関までです。イメージとしては周りの空気ごと動かす感じです。

 

私はフリーライターなので、別に自宅で仕事をしても良いのですが、一緒に家を出るという行動を刷り込ませたので、私が身支度をするだけで子どもは条件反射で朝の支度をするようになりました。

 

幼稚園のとき区の行動観察員がおっしゃっていた「パターンで動く」「周囲を見て真似をする」という彼の特性を利用したものです。私自身は、厳しい母にさんざん叱責されながら育てられました。

 

そのパターンを息子に引き継がないように、気をつけています。ふだんは冷静にふるまえても、疲労が溜まるとつい感情的になってしまいます。子育ては親育て、というのは本当だと思います。

 

なるべく日常生活でストレスを溜めないように、気をつけたいものです。少なくとも不機嫌で相手をコントロールする、というやり方は絶対にNGです。

 

障害を知ることは、子どもの感情を守ることにもつながるのです。